Live Forever
日本ホラー小説大賞短編賞作品を読み比べ。
 第13回及び第14回日本ホラー小説大賞短編賞作品を読みました。
 
 まずは第13回の短編賞受賞作である吉岡暁さんの「サンマイ崩れ」。
 この作品は『ある映画』でも感じたことの『ヤラレタ〜、そう言うことか!』というラストが待っていました。
 ヒントはあちこちにちりばめられていたのに最後まで気づかなかった…。
 あまり書くとネタばれになってしまうので、この辺で。 

 次に第14回の短編賞受賞作である曽根圭介さんの「鼻」。

 二つの視線で進むストーリー、二つの流れに接点があるのか…。
 何が現実なのか、混乱します。

 どちらの作品も一度目と二度目とでは違った読み方ができる作品です。
 吉岡さん、曽根さんどちらの作品も楽しむことができました。(ただ、どちらもホラー色が薄い気もしますが…)
 個人的には「サンマイ崩れ」の方が好みですが、「鼻」も面白かったので、どちらも表題作以外の作品も早く読みたいですね。 

 来月には、第13回日本ホラー小説大賞長編賞である、矢部嵩さんの「紗央里ちゃんの家」が角川ホラー文庫でも発売するようなので、こちらもチェック予定。やはりホラー小説はどんな話かの事前情報無しに読むのが一番楽しめます。

○最近読んだ本(又は作品)
 ・サンマイ崩れ(サンマイ崩れ所収)(吉岡暁)
 ・鼻(鼻所収)(曽根圭介)

○現在読んでいる本
 ・神鳥 イビス(篠田節子)

○最近注文した本
 ・コミック怪vol.4
 ・異界談義(国立歴史民俗博物館編)
 ・九十九怪談(木原浩勝)
 ・初音怪談(松嶋初音、木原浩勝) 
 ・死小説(福澤徹三)
 ・稲川淳二の霊談(稲川淳二)
「いわくつき 日本怪奇物件」読了。
 福澤徹三さんの「いわくつき 日本怪奇物件」を読みました。
  
 表題と中身はちょっと違うような感じですが、まえがきで本人も書かれていますが、『大人の事情』があるようです。(しかし『大人の事情』って煩わしいですよね)

 気に入った話一口メモ
 ・硬い軀 → それは硬いはずです。
 ・ゆきちゃん → 何者なんだろう? 連れてこられても困るな〜。
 ・霊安室 → 不思議です。
 ・事故物件 → 偶然ではないですよね。
 ・ぺこぺこさん → 残りの一人は…。
 
 大ネタはないですが、福澤さんの作品は安定感がありますね。

 続いて「小説すばる8月号」に掲載されている平山夢明さんの作品のみチェックしてみました。

 ・おみそ → 犬には罪はないけど…。
 ・ナンパ → 何で憎んでいるんだろう。
 ・とばっちり → 憑かれやすいタクシー。
 ・押入 → 事故物件だったのか?

 平山先生、もっと読みたかったよ〜。(四話じゃ少なすぎます)

 体力の限界が近づいていたので、本日は早めの帰宅。
 これから、吉岡暁さんの「サンマイ崩れ」でも読もうかな。  
 しかし、木原さんの「九十九怪談 第一夜」はまだ発売されていないようですがどうなっているのでしょう?

 そーいえば、「恐怖箱 蛇苺」はニワンゴからも配信されています。これで、いつでもどこでもこそっと実話怪談を楽しめますよ。

○最近読んだ本(又は作品)
 ・いわくつき 日本怪奇物件(福澤徹三)
 ・人間椅子(江戸川乱歩ベストセレクション1所収)(江戸川乱歩) → 恐怖を煽ります。最後に…。

○現在読んでいる本
 ・サンマイ崩れ(吉岡暁)

○最近注文した本
 ・忌館(三津田信三)
 ・十三の呪 死相学探偵1(三津田信三)
 ・怪奇事件はなぜ起こるのか(小池壮彦) 
 ・完全復刻妖怪馬鹿(京極夏彦、多田克己、村上健司)

「怖い本8」読了。
 平山夢明さんの「怖い本8」を読みました。
 個人的な感想としては「超」怖い話Μよりも楽しめました。
 しかし、このシリーズの表紙は怖いですよね。本屋のレジの人が怖い物が苦手な場合は申し訳ない気がしてきます。

 気に入った話一口メモ
 ・事故 → すごい仕掛けをするものです。
 ・マズ席 → 一度は試してみたい気も…。
 ・お墨付き → 喜んで良いのかな。しかし、見える人には…、困ったもんです。
 ・捨て場 → とんでもない坊主。
 ・よりちゃん → お役立ちペット。一家に一匹。
 ・青テン → 平山先生らしいネタ。
 ・腐木 → 危機一髪。
 ・正座 → 不気味。
 ・賞味期限 → 見える人は大変。
 ・改修工事 → どこの神社? 近づきたくない。

 今夏の平山先生の怪談は打ち止めでしょうか? ただ、小説すばる8月号に最新「実話怪談」集というお題目で平山先生の他、福澤徹三さん、田辺青蛙さん、木原浩勝さんの4人が書かれているので、こちらも早めにチェックしなければ。

 しかし、せっかくの怪談の夏本番という時期に仕事が忙しく読書時間が取れなく、ブログの更新も滞っているこの体たらく。
 今日もさっきまで仕事(朝5時起き…)だったし、明日からも通常勤務、んー最近全然休んでいる気がしない…。
 立ったままでも寝てしまいそうな、疲労+睡眠不足状態だけど、これから福澤徹三さんの「いわくつき 日本怪奇物件」を読み終えてしまおう。
 
○最近読んだ本(又は作品)
 ・怖い本8(平山夢明)
 ・黒鷺死体宅配便2(大塚英志 原作) → 今回のテーマは犯罪被害者。最近の理不尽(理解しがたい動機)な事件に巻き込まれてしまって亡くなられている事例を考えるとどうにかならない物かと思ってしまったり…。やはり現在の裁判制度に問題があるので、なぜ犯罪被害者は苦しんで生きていかなければならないのに、犯罪者の方は刑務所に入り衣食住にも困らない生活をしているという話も聞いたり…、やっぱり世の中どこか狂っています。

○現在読んでいる本
 ・「いわくつき 日本怪奇物件」(福澤徹三)

○最近買った本
 ・誘拐犯 〜紅〜(うえやま洋介犬)
 ・永久保貴一怪異傑作集 人間供養(永久保貴一)
 ・心霊物件2008(超1W)
 ・小説すばる8月号
 ・芋虫 江戸川乱歩ベストセレクション2(江戸川乱歩)
 ・サンマイ崩れ(吉岡暁)
 ・幽談(京極夏彦)
 ・心霊探偵八雲2(神永学)
 ・大人のための怪奇掌篇(倉橋由美子)
 ・不思議ナックルズvol.15

「超」怖い話Μ読了。
 「超」怖い話Μを読みました。
 帯には、『平山夢明、卒業!』との文字が!
 普通の本で著者が『卒業』という文字はあまり見られないような気がしますが、この「超」怖い話シリーズは編著者が次走者へバトンを渡すように交代されています。
 初代の安藤さんから樋口さん、樋口さんから平山さんへの「バトン渡し」は、どちらかというと準備運動なしに突然渡されていた様な形となっていますが、今回の平山さんから加藤さん及び松村さん、久田さんへの「バトン渡し」は、十分に準備期間をおいて段階的に進められていたのではと思われます。

作品一口メモ
 ・おりん → 悪しき物にはそれなりの罰を! お馴染み<ゲェ>が登場です。
 ・ありがとう → 酷い親。  
 ・隣家 → 安い物件には注意!
 ・コマジュン → 「東京伝説」を思わせる作品。
 ・吉田 → 何者?
 ・同棲 → とばっちり。
 ・堀り猿 → 病気のせい?
 ・クリーンルーム → 悪い気は機械にも影響。
 ・手洗い → 良いことを聞きました。もしもの際は試す価値あり。
 ・明け方の手 → 何があったんだろう?
 ・マッサージ → 躯を温めれば勝てるのかな?
 ・管理不能 → コップの意味が気になる…。
 ・招き → 選ばれた場所。ナゼ。
 ・プリキュラ → 写りたいだろうね。
 ・あおる → 莫迦です。
 ・迷宮と判断力 → 自業自得。一歩間違えば…。
 ・いたくない? → 子供は何をみていた?
 ・無頼の行く末 → 婆さんは何で、そんな姿だったのだろう。
 ・単独事故 → 泥酔による幻覚かも。
 ・雑草鬼 → 何者?
 ・逃走 → 肉団子に呼ばれた?
 ・吐瀉物 → タヌキの仕業かもね。
 ・横穴 → 危険な趣味。
 ・トランクルーム → 色々と大変な話。無事なんでしょうか。
 ・魔除け → こっくりさんのせいではない気も…。
 ・莫迦だねぇ → 莫迦にしてはいけない。どうやって彼は知ったのか?
 ・肝試し → 壊されてしまった。妬みから生まれる悲劇。
 ・隠す人 → 予知? 未来が見えた?
 ・塚崩し → 危ない仕事。触れてはいけない物があります。
 ・サブちゃん → いい人。

 今回の作品はドス黒い空気が渦巻く作品が多かったですね。
 人間トラブルから生まれる話も多かった気が…。
 特に印象に残った話は「おりん」「隣家」「管理不能」「塚崩し」です。

 最近はすっかり平山節に慣れてしまってのか、グロ怖系怪談に対する耐性がついてしまっています。(これは怪談ジャンキーの宿命でしょうか)
 平山さんと加藤さんのコンビでの「超」怖い話シリーズは緩急の効いていたので、ガチ怖話が後半に来ると毎回「ガツン」とヤラレていました。
 ただ、今回の作品は平山イズムを、久田、松村の両氏にたたき込む趣旨も感じられ、十分にガチ怖継承がなされたのではと思います。
 次の「超」怖では、加藤さん+さらにパワーアップした久田さん、松村さんのトリオで怪談ジャンキーを今まで以上に楽しませてくれることに期待しています。

 平山先生、お疲れさまでした。新シリーズににも期待しています。そろそろ「怖い本8」も手に入りそうなので、楽しみです。

 加藤さんの仕掛けた遺伝記も動き出しているようです。
 こちらも置いてきぼりを食らわないようにチェックしなければ。

○最近買った(又は予約した)本
 ・怖い本8(平山夢明)
 ・いわくつき 日本怪奇物件(福澤徹三)
 ・百物語 第七夜 実録怪談集(平谷美樹、岡本美月)

「新耳袋 第十夜」読了。
 「新耳袋 第十夜」を読みました。
 メディアファクトリー版は3年前に完結していますが、とうとう角川文庫版も完結してしまいました。
 私は、角川文庫版を集めていたので、新耳袋は現役だったのですが、ここで実話怪談界の西の横綱が引退してしまったという感じです。(残念。しかも、東の横綱「超」怖い話の平山センセイが「超」怖を引退されてしまうし…)
 もう、木原、中山コンビでの怪談集は出ないのでしょうか?
 
 この第十夜は初期の新耳袋の雰囲気があり非常に楽しめました。
 しかも、ラストはあの話へ繋がっていくところがニクイ演出です。

 気に入った話一口メモ
 ・一緒に → いいお婆さんですね。
 ・寺に預けられた理由 → 何をされたか知りたい!
 ・河原の子 → 親父さん何を見たの?
 ・赤絨毯 → なかなか不思議な話。
 ・絆創膏 → 幽霊ではない? 不気味。
 ・ホウロウ看板 → なんだか『夜市』に収録の『風の古道』の世界観を感じました。
 ・忘れ物 → 不思議です。
 ・水辺の写真 → コレは焦りますね。
 ・安い家 → イロイロありすぎです。おばちゃん何見た?
 ・タヌキの剥製 → なんかほのぼの。ガンバレタヌキ。
 ・説教 → 気が弱かったのかな?
 ・動物病院 → 動物は見えるんですね。
 ・水草 → 強い血のつながり。悲しい話。
 ・へそくり → 家族想いの爺さん。でもおっちょこちょい。

 残りページが少なくなるとなんだか読み終えるのが名残惜しく…。
 木原さん、中山さん。遅まきながらお疲れさまでした。
 今後の作品に期待します。
 木原さんは『隣之怪』シリーズに続き、西浦和也さんとのコンビで『九十九怪談』が7月に発売予定です。中山さんは…出さないのでしょうか?

 「超」怖い話Μは7/7に無事入手し、読み終えているのですがこちらの感想はまた今度。

○最近読んだ本(又は作品)
 ・新耳袋 第十夜(木原浩勝、中山市朗)
 ・「超」怖い話Μ(平山夢明、久田樹生、松村進吉)

○最近買った(又は予約した)本
 ・100KBを追いかけろ(黒史郎)
 ・極めて怖い話(永久保貴一)
 ・文藝怪談実話 文豪怪談傑作集・特別編(東雅夫編)
 ・未来妖怪 異形コレクション(井上雅彦編)

○今日の愚痴
 あのおっさん早く○んでくれーーーーーーーー。
 すげーーーーーー、むかつく! 
 何様のつもりだーー。
 と心の中で叫びました。というか、同僚にその場で愚痴っていた気も…。(仕事場での話です)